こちらのタブレット端末の出来栄えを期待させます「HP Slate」

『HP Slate は Windows 7採用で健在、鋭意評価中』
 iPad 発表前にマイクロソフトのバルマーCEOによって披露されながら発売時期もはっきりせず、そのうち HP の Palm 買収 や webOS タブレット (Hurricane ? PalmPad ? ) のうわさを経てキャンセル説さえ囁かれた HP Slate ですが、実はしっかり生存していました。まず HP のサイトでは、一部に「HP Slate 500-1001tu PC」(〜1008tu PC) までの型番が見つかります。また個別ページには Windows 7 Home Premium を載せていること、" Exclusive" な HP ソフトウェア、ふたつのカメラなどこれまでの情報を裏付ける記述がありました (現在はリンク切れ)。 さらに Energy Star を取得していることから、Energy Star のサイトで検索してみれば「HP Slate 500」が登録されています。こちらに載っているのは型番のほかプロセッサ速度 " 1.6MHz " (おそらく Atom Z530 の 1.6GHz)、システムRAM 1GB、アイドル消費電力 5.38W など。仕様については今年4月の時点で流出していた内部資料「HP Slate vs. iPad」も参照。 こうした点を踏まえて HP に問い合わせてみたところ、Personal Systems Group 広報のコメントは「現在はカスタマーエヴァリュエーション中であり、まもなく次のステップを決定します」。微妙な表現ながら、すくなくともキャンセル済ではない答えです。先日のWPC 2010でマイクロソフトが示したスライドには「Windows 7 Slates」のパートナーとしてHP含む多数の主要PCメーカーが名を連ねていたこともあり、webOSとは別に Windows 7 「スレートPC」としての登場を期待して待って良さそうです。
http://japanese.engadget.com/2010/07/21/hp-slate-windows-7/