【レポート3】期待するPure Wireless スピーカー "ZiiSound D5"

 クリエイティブメディア社 「Pure Wireless スピーカー "ZiiSound D5" モニターキャンペーン!」で第2回のモニターに選ばれました。

 使い始めて2ヶ月あまり、今ではすっかり部屋のメインスピーカーになってしまいました。さて仕上げの3回目のレポートは「期待するPure Wireless スピーカー "ZiiSound D5"」編です。もう少し掘り下げて考察を加えたいと思います。
【基本性能】 メーカーが言うとおり「フラッグシップモデル」に相応しい品格ある高品位な音質を備えたアンプ内臓「コンパクトオーディオスピーカー」に仕上がっています。クラシックからJazz、そしてPopなボーカルまでジャンルを選ばないピュアーなスピーカーです。ワンボディーである為取り回しが楽な分、音の広がりに欠けるように感じますがこれはしょうがないですね。背面バスポートおよび高性能ドライバーによりパワフルな低音がしっかり出るのも特徴です。音量を少しだけ大きめにすると更に本領が発揮されます。

【デザイン】 小型ワンボディースピーカーはフルフレームモノコック構造のボディで堅牢で重量感(約2.3Kg)のあるシンプルなデザイン。底面を除いて黒の布製ネットに包まれています。そして両サイドのクロームメッキの鏡面仕様が脇をグッと引き締めています。「レッドドットデザイン賞受賞」も納得の上品さを感じます。この黒の布製ネットをその時の気分に合わせカラフルなネットに取替え出来れば更に気分を変えられていいでしょうね。実際には取替えが利かないため、表面を何かに引っ掛けて破らないよう気を付けなければなりません。もう一つ私の場合キャンピングカーの中など外に持ち出す機会が多いのですがその為、手持ち用に折りたたみ「ハンドル」が付いたらもっと気軽に持ち出しやすくなるでしょう。

【操作性】 このスピーカー"ZiiSound D5"の最大の特徴はBluetoothテクノロジーによる快適なワイヤレス接続にあります。この煩わしいケーブル接続不要の体験を知ってしまったらもう後戻りできません。そして面倒なペアリングも付属のiPodBluetoothアダプターや、別売オプションのUSB用Bluetoothアダプター BT-D1を使用すれば、WindowsMacパソコンを手軽にワイヤレス化することが可能になっています。本体のスイッチやボタン類はたったの3個、背面下の「電源ボタン」と、タッチパネルになっている中央上面の「ボリューム」と、中央正面の「コネクト」の3箇所のみと素っ気ないほどシンプルになっています。出来れば「電源ボタン」は正面にこそ欲しいし、「ボリューム」は調整が敏感過ぎて意外に微妙な調整をするのは難しいです。「コネクト」は一旦繋がってしまえば触ること無いのですが、電源を入れなおした時や音源を変える時に状態がつかめず接続に結構手間取る場合があります。その他背面中央下に外部入力端子が1個あります。この端子はBluetoothが付いていない機器の接続を可能にしています。

【その他考察】 アンプ内臓「コンパクトスピーカー」として抜群の性能、デザイン、操作性の3拍子そろった自慢できる製品であり、自信をもって人に勧められる製品と思います。価格(29,800円)が少し高いもののステイタスとして持つ喜びを充分満たしてくれます。
 上記に書けなかった更なる要望は ①リモコンが欲しい。(音源をパソコンにした場合、操作上手元にリモコンがあればよりGood)②前面にヘッドフォン出力端子が欲しい、③表示パネル(時間や曲名表示、タイマー設定他)が有ったらな〜。
・・・・・・単なる我がままですがクリエイティブ社の次の製品にも期待させていただきます。